20070812開設
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諸事情によりご無沙汰しておりました、司書香月です。
ナニがあったのか、説明代わりにこちらのss(パラレル)↓
「八戒、支店長サマがお呼びー」
赤い髪の同僚の間延びした声に、僕はほんの少し眉根を寄せた。
決して、同僚のその物言いが気に障ったわけではない。問題は、その内容だ。
指示された小会議室へ行くと、後ろへ撫で付けた銀髪が特徴的な、僕より更に中性的な顔立ちの人物が、スケジュール帳を広げて待っていた。
「お呼びでしょうか、支店長」
「おぉ、待っとったで。まあ掛けぇや」
独特の口調で、正面の椅子を指し示す。
失礼します、と形の上での礼をして、腰を下ろすと、彼はおもむろに切り出した。
「あんさん、来月後半に半月、T店の応援に入って欲しいんよ。年末ギリギリで悪いんやけど」
「・・・具体的には何日から何日まででしょうか?」
「12/15に移動、16日から入って30日まで仕事、31に戻るいうわけよ」
「(本当に年末ギリですね・・・!)ここの管轄外でしょう?エリア内で人を回せないんですか?」
「この時期どこも人手不足でなぁ、既に1人入っているけど、それでもまだ足りひんのよ」
「・・・忙しいのはうちも同じなんですけどね。先週から産休で1人減りましたし」
「まあそう言わんと。な、頼むわ」
「(頼み事をする時だけは下手に出るんですからこの人)・・・仕方ありませんね。その代わり、チケットの手配はお願いしますよ。大晦日だから取れなかったなんていうのは無しですからね」
「あぁ、手配はしとく。任しとき。
そんで、物は頼みなんやけど、年明けからM店に入って欲しいんやけど」
「(このヒト、人を便利屋だと思ってんじゃないでしょうね・・・)・・・期間は」
「まぁ、何や、半年・・・くらい?」
「(巫山戯るのもいい加減にして欲しいですね・・・!)・・・・・・長いですね」
「この通りや、な、助けると思って。以前も行ってくれた店やろ?」
「まあ、その通りですし、今も知り合いはそこそこいる所ですから、彼らを助ける分にやぶさかではありませんけどね」
「そうか行ってくれはるんか。おおきに、助かるわぁ」
「それだけの長期ですから、引越しさせてもらいますよ。向こうでも家具家電付き賃貸物件で、あと夏には必ず帰して下さい。あ、今いる物件は一旦引き払いますが、戻って来たら同じ物件に入りたいので、時期が近付いたら確保お願いしますよ」
「(人が下手に出れば、注文の多いやっちゃな!)あぁ解った。そうするそうする」
「あ、それと、この応援が終わったら最低2年は異動は勘弁して欲しいですねぇ。やっぱり引越しって疲れますし」
「(おんどりゃ、支店長に指図すんのかい!)しゃーない。あんさんはここの店長とツーカーやしな」
「では、話がまとまったということで、僕はこれで失礼致します」
「おぉ、お疲れ」
「まぁた遠方応援と長期応援?お前さん、完全に支店長から眼ぇ付けられてるよな」
「いいんですよ。今の物件、火災保険の契約が先月で切れていたので、そろそろ引越ししたいと思っていたところなので。
家具付き賃貸って案外便利ですよ。社宅扱いで家賃の殆どは会社持ちですし、入居時は業者の手でクリーニングされてますし」
「お前さん無しでここの店、どーやって回していくのよ・・・三蔵サマ、人使い荒いからなぁ」
「そこは口八丁の貴方が巧く操縦して下さい」
「あの三蔵サマ御せるのはお宅くらいだっての!」
「あの~・・・すみません、お話のところ・・・」
「お、八百鼡ちゃん、どしたの?」
「さっき、小会議室に運んだお茶を下げようとしたら・・・」
「あぁ・・・」
「・・・八戒さん?」
「お前さん、支店長にナニ言ったのよ・・・」
「構いませんよ八百鼡さん、新しい茶碗セットを買えば。代金は支店に請求しちゃって下さい」
盆の上の茶碗は、見事に粉々に割れていた。
どっとはらい。
あとがき:まあこんなに険悪なやり取りではありませんが、これが香月に起こった出来事。
なので年明け早々リアル引越しの準備ですよ。
過去にも長期で滞在した経験のある店舗なので、アチラ側も受け入れやすいという人選なんでしょう。
話変わって金曜ロードショーのルパン。
やはりあのお方が声をなさるということで、香月の周りでも『見た』という人多数。
見た目がもう少し若ければと思ったけど、あそこまでの地位を確立させるのですから、それなりの年齢でないと不自然よね、と納得したものの、
ラストに既視感を抱いたのは香月だけではあるまい・・・!
あと、尼と巫女は宗教全く違うぞ、というツッコミも。
リアリティを少々削るのもアニメの面白さですが、そういう点は無視して欲しくない。
ナニがあったのか、説明代わりにこちらのss(パラレル)↓
「八戒、支店長サマがお呼びー」
赤い髪の同僚の間延びした声に、僕はほんの少し眉根を寄せた。
決して、同僚のその物言いが気に障ったわけではない。問題は、その内容だ。
指示された小会議室へ行くと、後ろへ撫で付けた銀髪が特徴的な、僕より更に中性的な顔立ちの人物が、スケジュール帳を広げて待っていた。
「お呼びでしょうか、支店長」
「おぉ、待っとったで。まあ掛けぇや」
独特の口調で、正面の椅子を指し示す。
失礼します、と形の上での礼をして、腰を下ろすと、彼はおもむろに切り出した。
「あんさん、来月後半に半月、T店の応援に入って欲しいんよ。年末ギリギリで悪いんやけど」
「・・・具体的には何日から何日まででしょうか?」
「12/15に移動、16日から入って30日まで仕事、31に戻るいうわけよ」
「(本当に年末ギリですね・・・!)ここの管轄外でしょう?エリア内で人を回せないんですか?」
「この時期どこも人手不足でなぁ、既に1人入っているけど、それでもまだ足りひんのよ」
「・・・忙しいのはうちも同じなんですけどね。先週から産休で1人減りましたし」
「まあそう言わんと。な、頼むわ」
「(頼み事をする時だけは下手に出るんですからこの人)・・・仕方ありませんね。その代わり、チケットの手配はお願いしますよ。大晦日だから取れなかったなんていうのは無しですからね」
「あぁ、手配はしとく。任しとき。
そんで、物は頼みなんやけど、年明けからM店に入って欲しいんやけど」
「(このヒト、人を便利屋だと思ってんじゃないでしょうね・・・)・・・期間は」
「まぁ、何や、半年・・・くらい?」
「(巫山戯るのもいい加減にして欲しいですね・・・!)・・・・・・長いですね」
「この通りや、な、助けると思って。以前も行ってくれた店やろ?」
「まあ、その通りですし、今も知り合いはそこそこいる所ですから、彼らを助ける分にやぶさかではありませんけどね」
「そうか行ってくれはるんか。おおきに、助かるわぁ」
「それだけの長期ですから、引越しさせてもらいますよ。向こうでも家具家電付き賃貸物件で、あと夏には必ず帰して下さい。あ、今いる物件は一旦引き払いますが、戻って来たら同じ物件に入りたいので、時期が近付いたら確保お願いしますよ」
「(人が下手に出れば、注文の多いやっちゃな!)あぁ解った。そうするそうする」
「あ、それと、この応援が終わったら最低2年は異動は勘弁して欲しいですねぇ。やっぱり引越しって疲れますし」
「(おんどりゃ、支店長に指図すんのかい!)しゃーない。あんさんはここの店長とツーカーやしな」
「では、話がまとまったということで、僕はこれで失礼致します」
「おぉ、お疲れ」
「まぁた遠方応援と長期応援?お前さん、完全に支店長から眼ぇ付けられてるよな」
「いいんですよ。今の物件、火災保険の契約が先月で切れていたので、そろそろ引越ししたいと思っていたところなので。
家具付き賃貸って案外便利ですよ。社宅扱いで家賃の殆どは会社持ちですし、入居時は業者の手でクリーニングされてますし」
「お前さん無しでここの店、どーやって回していくのよ・・・三蔵サマ、人使い荒いからなぁ」
「そこは口八丁の貴方が巧く操縦して下さい」
「あの三蔵サマ御せるのはお宅くらいだっての!」
「あの~・・・すみません、お話のところ・・・」
「お、八百鼡ちゃん、どしたの?」
「さっき、小会議室に運んだお茶を下げようとしたら・・・」
「あぁ・・・」
「・・・八戒さん?」
「お前さん、支店長にナニ言ったのよ・・・」
「構いませんよ八百鼡さん、新しい茶碗セットを買えば。代金は支店に請求しちゃって下さい」
盆の上の茶碗は、見事に粉々に割れていた。
どっとはらい。
あとがき:まあこんなに険悪なやり取りではありませんが、これが香月に起こった出来事。
なので年明け早々リアル引越しの準備ですよ。
過去にも長期で滞在した経験のある店舗なので、アチラ側も受け入れやすいという人選なんでしょう。
話変わって金曜ロードショーのルパン。
やはりあのお方が声をなさるということで、香月の周りでも『見た』という人多数。
見た目がもう少し若ければと思ったけど、あそこまでの地位を確立させるのですから、それなりの年齢でないと不自然よね、と納得したものの、
ラストに既視感を抱いたのは香月だけではあるまい・・・!
あと、尼と巫女は宗教全く違うぞ、というツッコミも。
リアリティを少々削るのもアニメの面白さですが、そういう点は無視して欲しくない。
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